アメフト報道について

根っからの飽き性でしばらくブログの更新をサボっていましたが、最近過熱しているアメフト事件(?)の報道をみて違和感を覚えたので久々にブログを書きます。

報道ではほとんどが「だれが悪いねん」という犯人捜しに終始していますが、問題の本質は「スポーツマンシップはどこに行ったんや」ということではないでしょうか?危険なプレーをした選手と、監督、コーチを含めた大学側と、最終的にどっちがスポーツマンとして正しい行いをしたかを考えると自ずと答えは出ますよね。

刑事事件扱いになるなら真実を明らかにすることは警察に任せておけばいいことで、報道すればするほど当該選手をメディアに曝すことになってしまいます。もちろんあのラフプレーは許される行為ではありませんが、チームにも大学にも守ってもらえず、単独で謝罪会見してアメフトをやめる決心までした学生を、もうちょっとそっとしておいてあげたらいいのにと思いませんか?

試合を統括する関東学生連盟については、試合後直ちにヒアリングを行い、試合と関係者の処分について検討することを公表し、主導権を取って問題解決を行っておれば、ここまで周囲が大騒ぎしなくてよかったかもしれません。

大人の価値観や勝手な都合で子供を縛ってはいけませんし、何か問題が起こった時に、迅速でかつ正しい対応をすることが非常に大事だということを、我々も教育と危機管理の教訓にしたいと思います。