東京オリンピック・パラリンピック

テレビをつけると、東京オリンピック・パラリンピック開催の是非ばかりでうんざりしている今日この頃です。

感染予防の立場からは、開催中止(あるいは延期)が好ましいのは明らかですが、そもそも、科学は人々の命のためのみならず、生活や社会活動のためにあるべきものなので、どうすれば安全に東京オリンピック・パラリンピックが開催できるかを前向きに考えてもいいのではないかと思います。何故か両者を切り離して議論するようになってしまっているのが非常に残念です。

というか、もうオリンピックの開会式まで1か月ちょっとに迫ってきているので、今、是非を議論している場合ではないと思います。誰もそれを声高らかに言わないくらい冷めているなら、さっさとやめてしまってもいいのかもしれませんが・・・。

 

新型コロナウイルスについて7~新・新型コロナウイルスとコロナワクチン

新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るっています。従来の新型コロナウイルスと比べて明らかに感染力が強く、今までの予防策では感染拡大を防ぎきれていません。

変異株による感染拡大防止には、手指消毒、3蜜回避などの基本的な感染予防策の徹底はもちろん必要なことですが、なんとなく慣れてきている『新型コロナウイルス感染症』としてではなく、新たな感染症という認識で対処していく必要があると思います。

当院では、かかりつけの方限定ですが、明日から高齢者向けにワクチン接種が始まります。私は、昨日新型コロナウイルスワクチンの2回目を接種完了しました。接種部位の痛みが若干あるくらいで、特に問題となる副反応はみられませんでした。コロナワクチンは変異株に対しても効果はあるとされていますので、できるだけ多くの方に接種していただきたいと考えております。

ただ、接種後副反応以外に気を付けていただきたいことは、ワクチンを接種すれば絶対にコロナに罹らないというものではないということです。社会活動の制限は緩和されますが、コロナが収束するまでは今まで通り予防を行ってくださるようお願いいたします。

新年あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。

コロナの話ばかりで退屈だと思いますが、退屈ついでに一言。

コロナウイルスを持っているのは、蚊でも鳥でもない〝人〟です。くしゃみ、咳、会話、接触で感染し、移動で感染が広がるということを忘れないでください。

新型コロナウイルスについて6 ~インフルエンザの流行期に向けての対策2~

今年は秋冬のシーズンを迎え、今までにないペースで新型コロナウイルス感染症の感染拡大が起きてきています。今のところ、インフルエンザの流行はみられていませんが、インフルエンザとの同時流行が起これば発熱などの感冒症状の患者さんが多く出ることになります。ワクチンのニュースも出てきてはいますが、実用化は早くても来年になるでしょうし、治療薬がない現状でますます不安が募るところですが、新型コロナウイルスについては、いろいろわかってきたことがあり、今回はそれらを踏まえ、感冒の流行期の感染拡大をどうやって乗り切るかを考えたいと思います。

世間ではGoToキャンペーンが感染拡大の原因だとかいろいろ言われていますが、私はもっと根本的な問題があると思います。人の移動は確かにリスクを伴いますが、実際街に出てみて気づくことは、多くの人がきっちりと感染予防をしている中で、そうでない人達が少なからずいることです。❛GoTo❜により社会活動の制限が緩む分、感染予防は今までよりしっかりしないといけません。基本的予防策できていますか?自分は大丈夫という根拠のない自信をもっていませんか?新型コロナウイルス感染症の注意すべき点は、インフルエンザと異なり、感染しても無症状の期間が比較的長いことで、この期間に感染を広げてしまっているのです。今は風邪症状があれば誰もが気を付けると思いますが、無症状の人こそがしっかり予防しないと感染拡大は抑えられません。

何度も同じことを言いますが、新型コロナウイルスの感染経路は、直接触れるものからうつる接触感染と、咳やくしゃみで広がる飛沫感染があります。よって、感染しないためにはこの両方を防ぐことが大事で、手洗いと咳エチケットが基本となります(厚生労働省『感染症対策へのご協力をお願いします』https://www.mhlw.go.jp/content/000603845.pdf)。このうち、手洗いについては石鹸でしっかり洗うことがいいと言われていますが、洗いすぎると手荒れの原因となります。石鹸がない時には70%以上のアルコール消毒が有効ですが、石鹸で洗った後にアルコール消毒をする必要はありません。マスクは隙間ができないようきっちり装着してください。マスクの表面はウイルスが付着している可能性があるので、なるべく触れないようにしましょう。

また、①密閉空間、②密集場所、③密接場面『3蜜』は、感染が起きやすい場面として認知されています(厚生労働省『3つの蜜を避けるための手引き!』https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000622211.pdf)。特に、飲食を伴う懇親会大人数や長時間におよぶ飲食(アルコールが入ると気が緩むので特に注意が必要!)マスクなしでの会話狭い空間での共同生活居場所の切り替わりといった場面では、感染の危険が高まるので特に注意が必要です。これからの季節は暖房を使い部屋を閉め切ることが多くなるため、定期的な換気が必要になります。30分に1回、数分程度窓を全開にしましょう。複数の窓がある場合は2方向の壁の窓を開放しましょう。病院も換気をしますので、受診する際はなるべく暖かい服装でお越しください。

その他、厚生労働省が発表している『新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識』 (https://www.mhlw.go.jp/content/000689773.pdf)には、新型コロナウイルスについて今までわかっていることがまとめられています。同じく厚生労働省ホームページにある『新型コロナウイルスに関するQ&A』(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html)もご参照ください。それから、早めの気づきで行動に注意できるよう、是非とも新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) のダウンロード(新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application|厚生労働省 (mhlw.go.jp)をお願いいします。

新型コロナウイルス感染症は、正しく予防すれば感染拡大を抑えることができます。もし風邪をひいてしまった場合は、自己判断をせずに、かかりつけ医療機関に問い合わせて対応を相談してください。PCR検査も唾液で比較的安全にできるようになっています。しかしながら、忘れてはいけないことは、新型コロナウイルス以外に注意すべき病気がたくさんあることです。家族の健康を守るためには、規則正しい生活とともに、感染症対策として、各種予防接種をきっちり受けることが大切です。大人は家に病気を持ち込まないこと。体調の悪いときにお年寄りと接することは避けましょう。

新型コロナウイルスに感染しない、感染を拡大させないために、正しい知識で対処し、できるだけ日常生活を維持していくようにしましょう。

新型コロナウイルスについて5 ~インフルエンザの流行期に向けての対策~

早いもので今年もあと3か月。来る風邪のシーズンへの備えが必要な時期となりました。今年は、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの同時流行が懸念されています。なんとなくコロナ慣れしてきた風潮の中で、インフルエンザワクチンの接種が開始となった今、これからのシーズンに向けた対策を、今一度考えてみたいと思います。

今年は、高齢者がインフルエンザワクチンを受ける際の自己負担額が0円となったこともあり、接種希望者が増加しています。しかし、ワクチンには限りがあり、国民全員分はありません。高齢者は感染すると重症化しやすいのは皆さんご存じだと思います。同様の理由で小児、妊婦、基礎疾患を有する方もハイリスクグループなので、優先してワクチン接種を受けるべきです。こんなことを言うと、受けられなかった方からお叱りを受けそうですが、そもそも、インフルエンザワクチンで感染を完全に予防することは困難です。ですから、感染しないことが大事。しっかりとした「感染予防」はすべての方に必要なのです。

インフルエンザは主に冬に流行します。日本が夏の間、南半球は冬です。今年の南半球のインフルエンザの流行状況は、これから冬を迎えるの北半球の流行を占う上で重要です。では今年はというと、南半球ではインフルエンザの流行はあまりみられていません。じゃあ大丈夫やん、って思わないでください。新型コロナウイルスの流行で、皆がマスクを着用し、手指消毒を行い、3蜜を避けた結果、インフルエンザが流行らなかったのです。ですから、気を抜かずに、今後も引き続いて、コロナ対策と同様に、しっかりとした感染予防をしてください。それでも風邪を引いてしまった場合、発熱がみられた場合は、早めにかかりつけ医療機関に連絡して、対応を指示してもらってください。

とにかく何度も言いますが、人の多いところではマスクを着用し飛沫を抑える。手指消毒の徹底。密接、密集、密閉の3蜜を避けることで、新型コロナウイルスのみならず、インフルエンザウイルスの感染も予防できます。暴露されるウイルスが多いほど重症化しやすいという話もあります。マスクは隙間なく装着してください。最近テレビでよく見かけるマウスガードについては、飛沫を抑える効果はマスクより劣りますのでご注意ください。あとは理性を失くすほど飲まないこと。必ず蜜になります。体調管理もしっかりして、これからのシーズンを乗り切りましょう!

 

新型コロナウイルスについて4 ~かかりにくい体を作る~

新型コロナウイルスにうつらない、うつさないために、『咳エチケット』を守る、『3つの蜜』を避けることは重要ですが、健康面での予防策も大変重要なポイントです。

心疾患、糖尿病、高血圧症、呼吸器疾患、など基礎疾患をお持ちの方は、新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすといわれていますので、それぞれきっちりとしたコントロールが大切です。鼻炎もコントロールしておきましょう。喫煙している人は、健康保険を用いた治療ができるかもしれないので、この機会に禁煙しましょう。また、インフルエンザ等にかからないよう予防接種を受けましょう。

病院にかかっていない方は、是非ともこの機会に健康診断を受けてください。国保特定健診の受診率は、全国平均がが37.8%に対し、大阪府は30.8%、東大阪市に至っては29.1%と低率です。コロナウイルスは血管内皮を障害するといいわれており、メタボの方はその危険が高いと考えられます。会社の健診で引っかかったけどスルーしているという方も、この際、きっちり精査して体を万全の状態にしておきましょう。

生活面では、栄養バランスを考えた食事、適度な運動、十分な睡眠を取って規則正しい生活を心がけましょう。体調に異変を感じたら早めに病院を受診をするようにしてください。

新型コロナウイルスについて3 ~当院の院内感染対策への取り組み~

新型コロナウイルスの流行が一旦落ち着いて、社会生活が徐々に戻りつつありますが、まだまだ第2波への懸念があり、感染対策は今後も重要な課題です。特に病院はクラスター発生の起こりやすい場所ですので、しっかりした対策が求められます。

一方で、受診控えのため、新型コロナウイルス染症以外の診療が、普段通り行われていないという問題があります。小さい子供さんの予防接種などは遅らせるべきではありません。

そこで、当院では、皆さんが安心して普段通りの外来診療を受けられるよう以下の対策を講じています。

1.感染者の振り分け

新型コロナウイルス感染が疑われる方は、コロナ外来を受診していただくことになっております。

2.職員ならびに来院される患者さん全員の体温測定

職員は午前、午後の診察前に体温測定を行い体調不良者は出勤を控えるようにしています。患者さんは全員来院時に体温を測定していただき、体温の高い方や風邪症状のある方は、後述の感染症専用の診察室で診察を受けていただくようにしています。

3.マスク着用

職員、来院者全員にマスク着用をお願いいしています。感染症専用の診察室では、場合によりフェイスシールドなどの防護具を付けての診察を行うこともあります。

4.手指など消毒の徹底

入口、待合などに手指消毒用のアルコールを設置しています。診察後には手指ならびに人が触れた部位の消毒を行うようにしています。

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5.ビニールシートによる受付窓口での飛沫対策

少し違和感はありますが、会話による飛沫を予防するための対策です。

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6.待合の座席の一定間隔の保持のお願い

ソーシャルディスタンスを維持するための対策です。患者さんが向き合わないようにもなっています。大きな声での会話や動き回ることはお控えください。

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7.こまめな換気

新型コロナウイルスは空気感染しませんが、飛沫が発生した場合を想定してこまめな換気を行っています。夏や冬はエアコンを使用しますが、短時間窓を開けて換気をすることがありますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

8.空間的分離

新型コロナウイルスに限らず、院内感染予防では有症者と無症状者を接触させないことがポイントです。当院では院内感染対策として、感染症専用の診察室を設け、空間的な分離を行い、インフルエンザや感染性胃腸炎の診察を行ってきました。この部屋は水道、エアコンを完備しており、問診から会計までをこの部屋で行い、感染の症状のない方との接触がないようにしています。

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今回の新型コロナウイルスについては、症状での鑑別が困難なため、感冒症状のある方は感染症専用の診察室での診察をお願いしております。蜜を避けるために、基本的に入室できるのは1名です。ご来院の際は、できるだけ少人数でお越しくださるようお願いいたします。また、何らかの症状のある方は、予めお電話でお伝えいただくか、受付でお伝えくださるようお願いいたします。

9.院内での滞在時間の短縮

感染状況をみて予防接種の予約枠を減らすなどして、待ち時間の短縮を図っています。その他、インフルエンザの時と同様に、混雑した場合は車や自宅での待機をお願いしたり、会計、投薬待ちの間、一旦帰宅していただいたりして、なるべく院内での滞在時間を短くして、感染の機会を減らすようにしています。

 

院内感染予防も、他と同様に『咳エチケット』と『3つの蜜』を避けるということが基本で、院内の全員が安心して来院し働けるよう、必要に応じて人を分離し、感染の機会を減らすか、また、徹底した消毒等の管理により、如何ににウイルスのいない状態を維持できるかがポイントだと考えています。

 

 

 

 

 

新型コロナウイルスについて2

ここからは個人的見解を含みます。

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの感染感染拡大が止まりません。

新型コロナウイルスの感染力はインフルエンザウイルスとあまり変わらないようです。感染経路は飛沫感染と接触感染で同じです。なのに世界的に感染が拡大しているのは何故でしょうか?

ウイルス側の要因としては、新型コロナウイルスは接着性がより高く手につきやいため、感染拡大は人の行動によるところが大きいと考えます。要するに、接触感染のリスクは高いだろうということです。ひょっとすると、感染しなくても人の手が媒介してウイルスを広めているという可能性も考えられます。案外お金やスマホにはウイルスが付着しているかもしれません。

また、インフルエンザウイルスの潜伏期はほぼ1日ですが、新型コロナウイルスは5、6日といわれています。インフルエンザは突然発症するのでわかりやすく、早期に対応できますが、新型コロナウイルス感染症は軽症のことが多く、発症してからも通常の生活をしていて、知らない間に感染を広めている可能性があります。

スーパースプレッダー

10人以上への感染拡大の感染源となった患者を「スーパー・スプレッダー」と呼びます。大阪のライブハウスからの急激な感染拡大は記憶に新しいところです。SARS、MARSは流行した際にもスーパー・スプレッダーの存在が指摘されていましたが、どのような人がスーパー・スプレッダーになるのかは不明です。

新型コロナウイルス感染症は重症度に関わらず、感染者の8割は他人に感染させておらず、残りの2割の人から2次感染が起きています。この2割の人はスーパー・スプレッダーになり得るわけですが、適切な予防をすればスーパースプレッダーからの感染拡大はコントロールできるはずです。

幸い日本人は衛生に対する意識が高く、マスク着用率も非常に高い。感染予防にはマスクは意味がないという意見はありますが、私は、マスクは無症状のスプレッダーが使用することで感染拡大を抑えている可能性があると考えています。

さらに私の見解ですが、日本の感染者数を抑えてきた一番の要因は、スプレッダーの多くが、マスクのみならず、感染を拡大させないような行動ををとっていることだと考えています。しかし、一部の人は違う行動をしています。先ほども述べましたが、スーパースプレッダー1人は10人以上に感染させますので、「ちょっとくらい大丈夫」は、いずれ大きな感染拡大につながり、自らに跳ね返ってきます。誰がスプレッダーなのかは発症後でしかわからないので、全ての人が同じ意識を持って行動しないと感染はなかなか減少しません。

日本の新型コロナウイルス感染症発生者数が、世界各国と比較して明らかに少ないということで、世界から注目されています。「PCR検査を行った症例が少ないからで、実際はもっと多くいるはずだ」という意見があります。確かにそうかもしれませんが、患者数の増加スピードをみる限り、無症状のコロナ陽性者だけが多くの割合でいるとは思いません。しかしながら、このまま患者数が増加すれば医療崩壊は起こります。

マスク不足が問題になっています。我々にとってはマスクは仕事上の必需品ですが、マスクは主に飛沫感染を防ぐのが目的で、マスクだけで感染がコントロールできるものではありません。目に見えない接触感染をコントロールするための「行動」こそが重要だと考えます。

新型コロナウイルス感染症拡大防止

行動の要点は、かからないうつさないうつりやすい環境を避けるです。

そのために、

3つの「蜜」を避ける

①換気の悪い密閉空間

➁多くが集まる密集場所

③間近で会話や発声をする密接場所

3つがそろう場所は集団発生の危険がある場所ですので、こういう環境は避けましょう。

咳エチケット

咳やくしゃみで飛沫とともにウイルスが飛び散るのを防ぎます。

咳やくしゃみをする時に、

✕何もしない

条件にもよりますが、2メートル以内の人が飛沫感染する可能性があるので✕

✕手で押さえる

その手で触ったところにウイルスが付着する可能性があるので✕

○マスクを着用する

布マスクは目が粗いので、完全には飛沫を防止できないと考えたほうがいいでしょう。

〇ハンカチやティッシュで押さえる

使用したティッシュは速やかにゴミ箱へ。ハンカチは早めに洗濯を。

○とっさの時は袖で押さえる

マスクなどがないときは袖で押さえるように。服は洗濯したほうがいいでしょう。

いずれの場合もそのあとは手洗いをしましょう。

手洗いは正しく行えていますか?

<手洗い方法(石鹸液)>

1.手指を流水で流す

2.石鹸液を手に取って、手のひらをこすり合わせてよく泡立てる。

3.手の甲 → 指の間 → 親指 → 手のひら、指先 → 手首ともみ洗いを行う。

4.流水でよくすすぐ。

5.ペーパータオルでよく水気を拭き取る。

私はこれを2回転行っています。洗浄後はアルコール消毒を行えばより効果的ですが、消毒液も入手困難なんですよね。

面倒ですが、きっちり行えば接触感染は予防できます。ネットでは写真やイラスト、動画などで分かりやすく説明したものがみられるので検索してみてください。3つの「蜜」を避ける行動とともに、ウイルスがどこにいるかを考え、ウイルスを体内に入れないよう、また媒介しないようにしましょう。

 

 

新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルスについて

・インフルエンザや風邪と同様に、飛沫感染、接触感染で感染します。

飛沫感染:感染者のくしゃみ、唾、咳で出たウイルスを吸い込むことによる感染。

接触感染:ウイルスの付いたものに接触し、その手で鼻や口を触ることによる感染。

・潜伏期は1~12.5日(多くは5、6日)で、発症すると、咳、発熱などの呼吸器症状がみられます。

・多くは軽症で治癒すると考えらていますが、高齢者や基礎疾患のある人などは重症化しやすいので注意が必要です。

 

予防・感染拡大防止

・くしゃみ、咳が出るときはマスク、ティッシュで押さえる「咳エチケット」。

・こまめな手洗い、アルコール消毒をできるだけ丁寧に行う。

・風邪症状があれば外出を控え、やむを得ず外出する場合にはマスクを着用。

・集団発生が起きる可能性がある「換気が悪い」「人が密に集まって過ごすような空間」「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」を避ける。

 

次の症状がある方は直接医療機関を受診せず、地域の「保健所」または「府民向け相談窓口」(TEL: 06-6944-8197、FAX:06-6944-7579)にご連絡ください。

・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。 (解熱剤を飲み続けなければならないときを含む)

・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。

※高齢者や基礎疾患等のある方、妊婦の方は、上の状態が2日程度続く場合

 

詳しい情報は厚生労働省のホームページなどをご覧ください。

発信源の確かな最新の情報をもとに、新型コロナウイルスの感染拡大防止にご協力をお願いいたします。

京都八瀬の青もみじ

先月、青もみじを観に京都八瀬の瑠璃光院に行ってきました。

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叡山電鉄叡山本線の終点である八瀬比叡山口駅はレトロな造りの駅舎で、高野川のせせらぎが聞こえる静かなところでした。

そこから徒歩5分ほどで瑠璃光院に到着。

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入口は陽光を受けて青々と輝いたもみじと陰とのコントラストが印象的でした。

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雨が降ると庭の苔が水を含んで綺麗に見えるのでしょうね。

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寺院の二階に上がると広間があり、真ん中に黒塗りの机があります。

この机の天板の高さに目線を合わせると、

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窓の外に広がる青もみじが鏡のように机に映し出され、まるで水面を見ているかのような錯覚に陥ります。

寺院内では写経をしている人も多く、ゆったりとした時間が流れていました。

帰りは駅前のお店でしば漬けを買って帰りましたが、これがまた何とも言えず素朴で美味でした。